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70年代の再解釈。Ligne Roset「KASHIMA」

+CONTENTO(プラスコンテント)

今回は、今まさに世界のトップインテリアシーンで「再定義」されている伝説の一脚、rigne roset(リーン・ロゼ)の「KASHIMA2(カシマ)」が展示に加わりました。


世界のインテリアトレンドの中で、いま最も熱い視線が注がれているのが「1970年代のアーカイブ」です。その中心にいるブランドがフランスのligne roset(リーン・ロゼ)であり、名作「TOGO(トーゴ)」と並んで今、プロのインテリアコーディネーターや海外のSNSで急速に再評価されているのが「KASHIMA(カシマ)」です。


今回は、この伝説的なソファがなぜ再注目されているのか、フランス本国の動向や各国の事例を交えて解析します。




1. 1976年の日本、そして現代のパリ。50年越しの邂逅。

KASHIMAは、1973年に発表された世紀の名作「TOGO(トーゴ)」のデザイナー、Michel Ducaroy(ミッシェル・デュカロワ)によって1976年に発表されました。その名の通り、日本の「鹿島」から着想を得たと言われています。当時のヨーロッパのデザイナーたちが抱いていた、日本独自の「床に近い生活(低座)」への憧憬と、1970年代特有の官能的なフォルムが融合して生まれました。


現在、世界の主要なデザイン誌(DezeenやStyleparkなど)でKASHIMAが再び脚光を浴びている理由は、2023年から2024年にかけて行われた「現代的アップデートを伴う復刻」が一つのきっかけになったのではないかと読み取れます。

・参照:Dezeen - Kashima sofa by Michel Ducaroy for Ligne Roset https://www.dezeen.com/2024/10/17/kashima-sofa-michel-ducaroy-ligne-roset-dezeen-showroom/

このサイトの内容をまとめるとKASHIMAは「心地よいチェスターフィールド」という独自の評価を得ています。英国伝統の重厚なチェスターフィールド(ボタン留めの革ソファ)を、フランスのモダンな感性と日本の「低座」の精神で解釈し直した唯一無二の存在です。




2. 解析:なぜKASHIMAの座り心地は「異次元」なのか?その構造とは


このソファが50年もの間愛された理由はずばりその座り心地にあります。
TOGOよりホールド感が強く立ち上がりもより簡単に感じます。

KASHIMAを構成するのは、木枠や金属バネを一切排除した「オールウレタン構造」です。


・用語解説:オールウレタン構造 金属のバネや木材のフレームを一切使わず、密度の異なる数種類の高密度ウレタンフォームのみを組み合わせて成形する技法。

KASHIMAの凄みは、内部に4種類もの異なる密度(硬さ)のウレタンを積層させている点にあります。

・下層:土台を支える高密度フォーム(耐久性) ・中層:荷重を分散させるミディアムフォーム(安定性) ・上層:体を包み込むソフトフォーム(快適性) ・表面:キルティング(カピトネ)による弾力


リーン・ロゼによると、KASHIMAの製造時間はTOGOの2倍以上かかるとのこと。この緻密なキルティング(ステッチ)のズレが許されないため、熟練の職人でなければ仕上げることができない「工芸品」としての側面を持っています。

・参照:Ligne Roset Officia(フランス)l - Re-edition of Kashima https://www.stylepark.com/en/news/ligne-roset-2024-kashima-featured-novelty-stylepark-magazine




4.なぜ今、KASHIMAを導入したのか

私たちは、現代の日本の暮らしにおいても、KASHIMAはフィットするソファだと思います。
それはなぜか?

第一に、日本の住居における「床に近い視線」との相性です。KASHIMAの座面高は約38cm。これは一般的なソファよりも低く、床に座る習慣のある日本人にとって、圧迫感を感じさせない絶妙な高さです。またリビングとダイニングの中心にソファを配置する間取りが一般的になりつつありますが背の低さは空間を広く感じさせるうえで重要なキーワードです。

第二に、その「安全性」です。フレームがないため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも角に体をぶつけるリスクがありません。まさに「家族全員が主役になれるソファ」なのです。


今後のトレンド 現在のグローバルトレンドは、ミニマリズムから、より「触覚的(タクタイル)」で「情緒的(ソウルフル)」な空間へと移行しています。KASHIMAの持つ規則正しいグリッド模様と、吸い付くような素材感は、現代の私たちが求めている「安らぎのアイコン」になり得ると推察されます。




5. 10年後の自分に贈るインテリア

KASHIMAは単なる流行の家具ではありません。1976年から50年近く愛され、再び世界を席巻している、名作です。

・製品詳細(Ligne Roset 公式)https://www.ligneroset.jp/products/sofa/rosetkashima2.html


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